外国人労働者問題についての討論も国会で行われています。
労働状況の実態が酷いケースも多々ある様で、せっかく日本に興味を持って、勇気と大きな決断をして来日された方々が、深く傷つき、夢や希望を失い、日本が嫌いになってしまう・・・・そんな状況は、あってはならないです。

私のお教室には、ご縁があり、中国ご出身の生徒達が多く在籍しています。皆さん、本当にとても優しく、細やかな配慮をして下さり、素敵な方たちばかりです。子供たちは、皆とてもしっかりしていて芯が通り、ぶれない心を持ち、楽しく一生懸命にピアノを弾いています。そんな皆さんが、普段何も仰らないですが、もしかしたら日本で起きた差別に傷つくような経験があったかも知れない、と思うと本当に心苦しく、悲しく思います。

日本では、昔に使われていた差別用語、例えば「バカ○ョンカメラ」等の言葉が放送禁止用語となりました。ドビュッシーのピアノ曲「小さな黒人」もかつては差別用語が曲名に使われていました。差別意識は、戦前の昔から潜在意識の中に根付いて、受け継いでしまている人もいるのかも知れません。

グローバル化が進む今こそ社会問題として見直し、悪い先入観や偏見を持つ人は、その思い込みを捨ててほしいと思います。また、日本で不自由なく生活している日本人には気づかない差別問題が身近に起きているかもしれない、という思いを持ち、実態を認識する事が必要だと思います。

「日本で起きている差別問題のリアル」というYahoo!ニュースをご紹介します。