ピアノの先生をしている私の友人が、昨日ピアノの発表会を開催しました。
私はアナウンスのお手伝いをしてきました。

舞台袖で、緊張でそわそわしている子供たち、
みんなみんな、演奏を終えてニコニコ笑顔で帰ってきました。

年齢に対して難しい曲を上手に弾いていた子供たちもたくさんいました。
生徒達のご両親も、練習過程を熱心に見ていらっしゃる方が殆どだそうです。

ピアノはやはり、レッスンに通うだけでは上達は難しい・・・

どれだけレッスンを工夫して、
最短距離でテクニックを習得できるようアプローチしても、
レッスンで習った正しい方法をしっかり覚えて帰って、
それを身体に落とし込むまでの繰り返し練習をする、
という事が必須です。

みな、健気に頑張ってきたんだなぁ、と感心しました。

ただ、とっても残念だった事もありました。
それは、譜読みの段階での音間違えがあまりにも多かった・・・

本番でのミスタッチは、仕方がない。
しかし、間違えた音で覚えていたのです。

ベートーヴェンやモーツァルトなどの、大作曲家のオリジナルな作品は、
特に作曲家への敬意を持つ事も大切です。
1音1音大切に書かれ、その一つ一つには代替を許さない、意味あるものです。

幼少期の記憶は生涯、意識に強く残る可能性もあります。

子供たちが、その1音の意味を感じ取れない場合が多いとは思いますが、
生涯に影響を与えるかもしれない・・・・

正しく教えるべき、と私は思いました。

和声やソルフェージュ、楽典の勉強は、作品理解のために、
やはりとっても大切ですね。