本番終了後、もう既に3週間も経っています。
何回かご一緒させて頂いている此方の団体「アルモニーア」さんの今までの本番の中で、最高レベルの内容だったかと思います。第1部はアリアや重唱のコンサート形式、第2部は「ドンジョヴァンニ」の1幕、第3部は2幕、全てを伴奏させて頂きました。
指揮者なしでのオペラの伴奏は、ピアノが指揮の役目を兼ねる事になります。
歌い手さん達は皆、身体も声も発声も違いますので、それぞれの歌い手さん達の都合に流されてしまうと、アンサンブルがバラバラになり、崩壊してしまいます。それぞれの歌い手さん達の演奏を聴きながらも、ピアノで真剣にテンポを主張し、音楽運びを発信し続けていく事は想像以上に重労働でした。下っ腹で束ねる!!という感じで、少し弛めてしまうと直ぐにバラバラ事件の前兆がチラつき始めます。とっても良い勉強になりました。

さて、これからは別団体さんと、モーツァルトの初期オペラを何作かシリーズで担当致します。ローマの史実との絡みがありますので、ローマ史の勉強をしようと思います。