ピアノって脳に良いそうですね、と聞かれても、私自身「そうらしいね」という曖昧な返事しか出来ないでいました。
正直なところ、「ピアノを究めた結果、頭が良くなりましたか?」と聞かれたら、「はい」と自信を持って答えられません・・・せいぜい「やらないよりは良かったのかも」という返事になりそうです。

では、今の自分の経験から、思いつくままに述べてみます。
●両手で違う動きをする。
●単なる動きだけではなく、気持ちを指先にのせて、イマジネーションを働かせながら細かい動きをする。
●正解は一つではなく、演奏者本人が一音一音をどう感じるかを内面に問いかけ、自分なりの感性で表現できる。
●練習には時間がかかり、落ち着いて根気よく続けていく必要がある。
●他の楽器のように気候や体調によっての差が大きくなく、練習内容と時間に比例して成果が表れる。
●オーケストラ全体以上の広い音域を一人で扱えるので、バランスの良い音感を育成しやすい。
●一人で、時間・感情・音質・音量バランス・構成・運動・・・等たくさんの事を同時にコントロールする。
●無理のない、自然な姿勢で演奏できる。
●時代や言語の壁を越えて人に感動を与えてきた芸術を、日常的に享受できる。

脳科学的にどんな作用があるかはわかりませんが、やはり大変優れたお稽古事だと思います。

最近、テレビでも脳科学者として全国的に知られる澤口俊之先生を始め、様々な専門家たちが声を揃えて「ピアノは脳に良い」と仰います。折角ピアノを弾き、ピアノを教えている私ですから、漠然とした思いでいるよりも、ある程度理解して意識する方が効果が高いに違いない。どのように良くて、どういう時に脳に刺激があり、さらに効能を上げるには何に注意したら良いのか、勉強してみたいと思います。

取り敢えず、手軽にネット上での検索で見つかった情報です。

子供には“7歳までにピアノを習わせる”と良い影響がいっぱい!
脳科学観点から~澤口俊之先生インタビュー
脳を活性化する!脳科学者オススメ習い事
ピアノは脳の構造まで変える

しばらく前に話題になり、気になっていた本ですが、本日ポチッ!とワンクリック注文しました。
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