ヴァイオリン専攻の高校生が音源審査の為の録音・録画をする事になり、
今日は伴奏をしてきました。

自分もかつて、音源審査の提出の録音をした事が何度かありましたが、
これは一回きりの本番よりずっとずっと大変です。

ショパンの練習曲やバッハの平均律等、苦しみながら録音をした事を思い出します。
たった1曲を録音するために、朝から晩までかかりっきり、
それでも上手くいかずに数日録音し続け。
 必死になり、息が詰まる思いで、特にエチュードなどは脱力して弾いている積もりでも、
 気づいたら身体も心もガチンガチンに固まってしまいました(笑)

録音した演奏を持ってレッスンに行き、今は亡き先生に聴いて頂き、
「審査をする側も、撮り直しができる事を承知で聴くんだ」
「撮り直してもこんな演奏しかできないのか」と怒鳴られたこと、
今となっては懐かしいです。

気になる箇所を修正しながら録音を繰り返していくと、
どんどん細部が気になり始め、演奏が段々と窮屈になっていく・・・・・
案外、最初か2回目位までの演奏が一番良かったりするものです。

今だったらもっと省エネで、無駄を省けるんだろうに・・・
闇雲に、不必要で報われない努力もしたもんです(笑)
今の私が、かつての自分に、タイムマシンに乗ってアドバイスしに行きたい!!!

今日のヴァイオリン曲は、伴奏パートはそれほど難しくはないのですが、
妙な気づかれで、その後はやる事に集中できなくなってしまいました。
ヴァイオリンの彼女は、物凄くお疲れだと思います。
よく頑張りました!!!