今読んでいる本はこちらです。もうすぐ読み終わります。
鈴木宗男さんと佐藤優さんの対談形式です。
私は、これまで鈴木宗男さんの著作を数冊読みました。
なかなか面白いのです。
最初に「ムネオマラソン」を読んでとても気に入り、
それ以来、新しく刊行されると購入しています。
今読書中の「政治家抹殺」の内容は、かなり衝撃的なものでした。
とは言え、ある程度は予測はしていましたが・・・
帯の裏側に書かれている「戦後の歴史は、官僚と政治家の抗争の歴史」という言葉が、
まさに全てを言い表しています。
真実が伏せられ、捏造されたストーリーを完璧に遂行するために、
ここまで用意周到なシナリオが準備されていたとは、驚くばかりです。
これは、許せないです。真実は捻じ曲げてはならないです。
どんなに誠実な人間であっても、中心的な大きな勢力にとって都合悪ければ、
ある事ない事巧みにストーリーを捏造し、罠に嵌めて犯罪者に仕立てあげられてしまう。
また、能力も人望もない人間でも、その時に位の高いポストを与えると都合が良い場合は、
それ相応の状況をセッティングされてしまう。
強い権力に巻かれていて都合が良い、その権力者の周りには大勢集まってくるが、
その権力者に力がなくなると予測される状況に変化した瞬間に、
取巻き達はサッと消え去ってしまう。
まあ、政治家だけではなく、ちょっと人並み外れた能力を持つものは、
世間の風当たりが突然強くなる、という事は往々にしてある事だとは思います。
単に乗り越えるべき試練ならば良いのですが、潰しにかかられてしまう場合も・・・
だったら平凡な幸せを手に入れる方が安全、という安易な選択肢をいく人が増えるならば、
秀逸な人間が世に出る可能性が減ってしまう。
ニュースを見ているだけでは到底わかりえない、
永田町の血生臭い権力抗争の一端を見て、恐ろしさを感じました。
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