普段の地道な練習がどれほど大切か、がよくわかります。
皆さんそれぞれの生活スタイルがあり、誰もが毎日たくさん練習できるわけではありません。やはり練習量が多く、毎日休まずに練習している生徒の方が上達が速いのですが、ここまでは誰もが予想できる事で、当たり前の結果と言えます。
練習量が少なく毎日時間をとれない場合、どんなペースがより効果が高いのか。おサボりの日をどうしても2~3日作りたい場合、いつサボるのがマシなのか?についても、見えてきます。
レッスンの直前にたくさん練習して、レッスン後2~3日はおサボりしてしまう人より、レッスン直後と翌日にしっかり復習し、その後2~3日サボる生徒の方が進歩しています。
レッスン後にサボってしまうと、レッスンで掴みかけた一歩先に進む為のヒントがわからなくなってしまい、また元のままの練習内容に戻ってしまうのです。レッスン直後に復習できていると、先に進む為のエッセンスが温存され、練習内容の質が向上するようです。
また、もう一つ面白い事が見えてきました。毎週毎週、全くペースが変わらずに、日々全く同じ時間だけ練習する生徒より、日々の練習量が微妙に多かったり少なかったり、という変化がある生徒の方が進歩が速いのです。きっと、「練習する」という行為が目標になり、練習内容が形式的になってしまっているのかと予想します。落ち着いた気持ちで、意識が深く練習内容にフォーカスしていると、練習時間が長くなる時と短くなる時とが出てくるのでしょう。
「短時間でもほぼ毎日練習する」という目標がクリアできている生徒には、練習が形だけになってしまっていないかを今一度見直してみましょう。内容重視で、深く吟味しながら、イメージを働かせてピアノに向かってほしいと思います。
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