昨日は、トーク付きでソロ演奏を行いました。
10分の休憩を入れ、トータルで2時間の企画、
毎年恒例で演奏依頼を頂いております。
トークが特別得意なわけでもないので、プログラムの目安は100分、
リサイタルより長い分量です。
演奏しました曲目は、
♪モーツァルトのソナタ1曲、
♪ベートーヴェンの初期のソナタ1曲と、後期のソナタ1曲
♪シューマンの組曲、
♪クララ・シューマンの小品1曲
♪ブラームスの後期の小品2曲
♪ブラームスの最期の作品となったオルガン曲から2曲
♪ショパンの小品2曲
♪有名なオペラ・アリアのアレンジ曲を数曲
♪リストのリゴレットパラフレーズ
以上です。
トークの内容を予めしっかり準備して、メモをプリントした時は、
準備した事をうまく全部を話の中に入れられなかったりしたのですが、
あまり下準備をしなかった今回は、自然と話したい事が次々出てきて、
結構話し込んでしまったかもしれません。
予定時間より10分延長してしまいました。
今回の目玉は、ベートーヴェンの後期のソナタ。
演奏しながら曲の奥深くにシンクロしていくような感覚があり、
厳然たる威光を放つこの素晴らしい作品の1音1音を
ただひたすら拝受する気持ちでピアノに向かいましたが、
自分がピアノを弾いている事も忘れてしまう程でした。
お客様も、皆さん凄く感銘を受けて下さった様子で、
どうして良いかわからなくなるほどの賛辞を頂きました。
亡くなった恩師の種田直之先生、後期の3曲で何度もリサイタルされました。
それはそれは、本当に素晴らしいリサイタルで、今でも鮮明に想い出されます。
師事していた頃は、この物凄い作品の本当の凄さが、
残念ながら全然受け取れてなかったです。
中途半端に気持ちを揺らしたり、焦点がぶれたりせず、
自分に厳しく、真っ向から真摯に音楽に向き合うには、
ベートーヴェンが最高の薬です。
演奏後、殆ど徹夜で楽典の期末試験問題を作成し、
今朝は高校で授業した後、即、伴奏合わせをしてコンクールで伴奏してきました。
無事、予選突破です。管楽器での参加者の中ではトップ当選、良かった良かった!
そして、今年度の夏前から音大受験に向けて私のところで勉強を始めた受験生、
第1志望の音大に合格、という連絡をくださいました。
よく頑張った!!!!!
今日は良い1日でした。ありがとう。
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