昨年は、年明け早々にコロナウィルスという謎のウィルスが見つかり、全世界に広がり、様々な方向転換を余儀なくされました。
25年以上継続して夏に開催してきた発表会も中止し、練習会という形で出演希望者のみ入れ替え制で開催しました。
発表会は、今年の秋頃に感染者数が減少して状況が安定してきましたら来年開催とし、今年はまた出演希望の生徒達で練習会を行いたいと考えております。
対面レッスンの回数制限は第一波の流行時から継続しており、レッスン回数の不足分はon-lineでレッスンをしております。
対面で生のpianoの音を聴いて判断し、生徒の実際の表情を見ながらレッスンを進めていく事に拘りがあり、なかなか導入への決断できなかったon-lineレッスン。しかし、中断するよりは継続する事を選び、「一時凌ぎ」という積もりで渋々スタートしましたが、長いお付き合いとなりそうです。私自身もon-lineレッスンに慣れてきました。
無線のWi-Fiでは時折不安定になるので、有線にし、スピーカーやマイクも外付けして、on-lineの環境もある程度整いました。
壁付けの非接触体温計を設置し、年末には空気測定器を購入して、空気中の二酸化炭素濃度を計測して、換気の目安にしています。換気が如何に大切か、そして密の環境が如何にリスクが高いかが実感できます。
この空気測定器はなかなか優れもので、防音室に入る人数が増えたり、レッスンで拍子をとりながら歌って指示をすると直ぐに数値が上がります。窓を開けると直ぐに数値が減少してきます。
800ppm以下が安全とされる目安の数値で、1000を超えると、保菌者がいる場合は感染リスクが非常に高くなる、という事のようです。
コロナの感染拡大という環境の中で、受験のために長期休会を予定していた生徒が前倒しして休会に入ったり、on-lineレッスンの環境が整わない上に普段から風邪を引きやすい生徒は継続が難しくなり休会されたり、ご家庭の状況変化によってピアノが続けられなくなり泣く泣く退会した生徒もいました。その中でも、お家時間を有効活用して一生懸命練習に励み、急成長してコンクールで上位入賞を果たした生徒もいました。
この大変な状況は暫く続きそうですので、思うように出来ない事もたくさんありますが、可能な限りの感染対策を講じながら、今できる事に集中して取り組んでいきたいと思います。
今年も皆様が健康で、有意義で充実した時間を過ごせますように、また早く安心して音楽活動が行える日が早く戻ってきますようにお祈りいたします。本年もよろしくお願い致します。
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