通勤電車内での時間は、少しずつですが読書に当てています。
読みたい本も山積みで、文字通りの「積ん読」状態です。

さて、最近読み終えた本は此方です。

同じ言葉を投げかけても、相手によって効果も様々です。
気分が一掃して大きな励みとエネルギーを得て、見違えるようなパフォーマンスを見せる場合もあります。
励ます積もりで使った言葉の筈でも、気づかぬうちに傷つけてしまう可能性もあります。

実技指導に関しては、感覚的な部分も多く、理論的な説明だけでは伝わらない場合も多いです。ですから、最近よく耳にする「ペップトーク」については関心がありました。

レッスンでは、待って耐えて見守るだけではなく、時には勇気を持ってビシッと指摘する必要もあります。
コンクールに挑戦する生徒には、やはり、ついつい厳しくなってしまいます。

心理学に詳しい友人の話ですが、リスクを考えて対策を取ろうとする人には、
意味のない「出来るよ」「大丈夫だよ」という言葉を聞くと、やる気がなくなるそうです。

私自身は、リスクについて複雑に考えていくと伸びやかさがなくなり、自由な発想に抑制がかかるので好きではなく、「きっとそのうち出来るよ」「うまくいきそうだよ」という言葉は、例え根拠がなくても気分が明るく楽しくなるので好きなのですが。

なので、レッスンでも生徒がミスをして演奏が止まった時「大丈夫大丈夫」とか、新しいちょっと難しい曲を始める時に「出来る出来る」とついつい言ってしまいます。しかし、もしかすると興醒めする生徒もいるのかも知れない。。。。

ペップトークについて、言葉の影響と対策について、勉強していきたいです。