先日のネットニュースで、ロボットが活躍することで
人間が不要になる可能性の高い業種がリストアップされました。
そして、やはり生身の人間でなければできない職種も!
自動運転のタクシーとか、介護ロボットとか、人体には危険な場所での作業ロボットとか、
発展に期待したい分野もある反面、
発展し過ぎて人間がロボットにコントロールされる可能性も考えてしまい、
不気味さも感じます。
教員 & ピアノ教師 & 演奏家 & 伴奏ピアニスト という私の生き方は、
人間じゃなきゃ無理無理!とは思いますが。。。。
しかし、点数の付け方に主観が入りこむ芸術では、
「何であの演奏の評価が高くなるのかわからない!」とか、
「あれだけの素晴らしい演奏が何故評価されないかわからない!」
という事が往々にして起きるものです。
運もあり、好みもあり、タイミングもあり!
コンクールや試験などで、公正な評価がなされていても、
その時に高得点取った奏者の方が必ずしも優れているとは言い切れません。
さらには、公正さが疑われても当然、という汚い事が行われていても、
何とでも正当っぽい言い訳が出来てしまうのも、この世界。
だから、ロボットに人間の感情が理解できるようになれば、
いっそのこと、ロボットが採点すれば良いのに!と、
若かりし頃、どれだけ思った事か。。。。
でも自動演奏装置をピアノに設置する事もできるので、
ピアニストも、ソロは不要になりかねませんね。
伴奏ピアニストは、さすがに機械には無理でしょう!
コンクールでの伴奏を依頼されると、
参加者の葛藤が痛いほどわかりますので、とっても気を遣います。
心が腐ったりしないか。。。?
競争馬のように、本来の芸術から逸れた場所にハマってしまわないか。。。?
この辛い努力が、将来にプラスに働くか、負の要因を作ってはいないか。。。?
空恐ろしい事件が絶えないご時世ではありますが、
芸術を愛する心は決して失ってはいけません。
「礼楽刑政」という四字熟語、
礼節・音楽・刑罰・政治が国の秩序を維持する基本である、
という中国で生まれた言葉です。
音楽は、秩序を維持するのに欠かせないそうですから!
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