今日、美術の先生とお喋りする機会がありました。

私が生徒たちに教えている楽典についての話題から、
「随分難しい勉強をしていて、凄いですね。私自身も子供のころピアノを弾いていたけれど、ただ音を並べていただけでなんにも理解していなった・・・」
と仰っていました。

「私は、絵を観賞したりするのは大好きで、良く美術館にも行きますが、自分自身は全く絵心なく、なんにも出来ないです。」
「楽典も理論屋さんになってはつまらないけれど、勉強の仕方によっては本当に面白くなります。音楽から美しさや嬉しさ、悲しさが感じられたりするけれど、何となくの気分でそうなるわけではなく、そう感じさせるための要素があるんです。大天才は、素晴らしい音楽を聴いているだけでその全てを把握するかもしれないけれど、凡人は勉強することでやっと曲の素晴らしさが発見できる。だから、理論を勉強していると大好きな曲がどんどん増えますよ。」
と私は話しました。

すると、「美術も全く同じです。理論や技法を学ぶことで、やっと色々なものが見えてくる。本当に本当に同じ!!」

分野が違っても、同じ感覚で芸術と向き合っている、という事がとても嬉しく、
短時間の会話でしたが盛り上がり、物凄くワクワクしました。

しかし、美術での理論や技巧の学習って、どういったものなのかは見当が付きません(笑)
もっともっと、色んなお喋りをしたいな、と思いました。