今日は、朝に自宅で生徒のレッスンをした後、コンサートを梯子しました。
一つ目は青葉区民フィリアホールで「未来にはばたくドリームコンサート2015」。
青少年育成企画として、オーディションで弦楽器を演奏する子供たちを選抜し、
プロの大人の演奏家と一緒に室内楽を体験する、というものです。
弦楽四重奏などを、10代前半までに大人と交じって演奏する、
という体験はとっても貴重で、素晴らしい事です。

私が、オーディションやコンクールで何度か伴奏した小学生の○○ちゃんが出演!
今までは一緒に舞台に上がっていたので、今日は初めて客席で聴くことが出来ました。
彼女の舞台姿は、前回伴奏した時に比べて、ずっとずっと大人っぽくなった印象でした。
なかなか素敵でしたよ~そして、まだまだ上達する大きな伸びしろも感じました。

あ~、私も弦楽器をやってみたかったなぁ~
室内楽作品で大好きな曲が沢山あるのになぁ~

大人に交じって懸命に演奏する子供たちが本当に微笑ましく、
会場の皆さんも温かい視線で見守っている様子でした。

dream

 

そして、次があるので、演奏会前半まで聴いて次の会場へ。

第一生命ホールで「第38回ピティナ・ピアノコンペティション入賞者コンサート」の第2部。

ptna

ピアノは、たった一人で舞台に上がり、
演奏中の流れも会場の空間も、全て一人で作らなければなりません。
他の楽器と違って、とっても孤独な闘いです。

発表会に初めて出演する就学前~小学校低学年の子供たちは、
大勢のお客さんがいる遠くの暗い客席を右手に見ながら、
ライトアップされた高い舞台に一人で出ていく、という事が、
恐怖体験で、怖気づいてしまう方も非常に多いです。

が、さすがに厳しいコンクールで勝ち抜いた子供たちは強いです。
堂々たるもので、舞台で演奏前のお辞儀の時ニッコリ、
笑顔を見せてくれた方もいました。

本当に一生懸命練習してきたんだろうなぁ~
毎日のストイックな生活と、本番の晴れやかさ。
こんな子供時代を過ごした方たちは、
困難を切り抜けていける強い大人に成長するんだろうなぁ。

まだ子供の身体なので、音に深さや重みが足りない方もいましたが、
この年齢でこれだけ集中して、自分の音楽を表現するパワーに、
感銘を受けました。

自分の生徒も、コンクールに挑戦する方がいますので、
指導する立場の私にとって、いろいろ勉強になりました。