音大受験生の聴音を教えて、もう20年。
市販されている教材を使う事もありますが、
その時々の生徒たちの状態や癖などを鑑みて、課題を自作する事もあります。
また、勤務している高校での学期末試験では、毎回必ず作曲しています。

これだけの年数が経つと、自作課題も相当量になってきました。

一緒に仕事しているピアノの先生と共著で、聴音の教材を作る、
という企画があります。二人分の自作課題ですので、もう何冊にもなりそうです。

聴音で音感を培っていく過程で、取り組むべき課題が人それぞれに様々です。
が、ある程度、体系化したものが見えてきています。
移調楽器を扱う管楽器専攻の方たちの陥りやすい傾向や、対策もだいぶん掴めてきました。
ですので、ただ課題曲集というありがちな教材にするのではなく、
順を追って勉強したら体系的に学習できる内容の教材を、二人で作りたいと思っています。

今までは全て、手書きで保存してきましたが、
折角finaleを使い始めましたので、少しずつデータにして、
PDFファイルで保存したいと思います。

今日は、楽譜入力の練習をしました。やはり、まだまだ使いこなせません。
分厚いガイドブックを手に、四苦八苦です。

入力後、音を再生してくれる機能があるので、なかなか楽しいです。