ソプラノ歌手の友人と一緒にフランス歌曲の演奏会を聴きに行きました。
フランス歌曲は、今まで殆ど伴奏したことのなく、
私にとっては新たな分野です。
フォーレやショーソンなど、大好きな作曲家もたくさん歌曲を残していますので、
今後、機会がありましたら是非是非勉強していきたいです。
フランス語も全然わかりませんし、曲も知らないので、
フランス語で書かれた詩と対訳を読むのにも必死になってしまいました。
一生懸命見ていても、見失ってしまい・・・
今度は是非、事前にプログラムを手に入れて、
あらかじめ詩を勉強してから聴きに行きたいです。
今日の演奏会は、まだ若い学生さんたちの演奏でした。
知らない曲ばかりでしたが、美しい曲が本当にたくさんありました。
まだ身体も声も出来ていない状態の中で一生懸命表現している姿に、
好感を持つ反面、不安定さも多分に感じました。
まだ若いから、一晩寝たら調子が戻るであろうけれど、
30歳代後半頃からは、そうはいかなくなってきそう・・・
ピアノ等、楽器を扱う場合は、楽器の良し悪しこそあれ、楽器としては完成しています。
出来上がった楽器をどう共鳴させるか、は、とっても難しい課題ですが、
声楽の場合は身体が楽器なので、楽器として育て上げるのが大変なことです。
支えや呼吸が不安定で、まるで、キャスターのねじを留め忘れて、
地面が平らでなくて不安定な床に置かれたピアノが、
弾くたびに揺れてしまう、そんな中て演奏しているような・・・
という気分にもなりました。
が、今日聞かせて頂いた方たちの中から、飛躍的な進化をとげて、
立派な歌い手になる人もいるのではないでしょうか?
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