今日は、トーク付2時間のプログラムを演奏してきました。
毎年1月~2月に演奏している恒例行事です。
1.21.program

演奏会本番では、殆ど雨が降ることはない「晴れ女」ですが、
今日は小雪がチラつく寒い日となってしまいました。
昨日のニュースのショックで、晴れ女パワーが減退していたようです。

さて、気を取り直してしっかりテンションを上げていこう、と思い、
髪をアップにし、ドレスと靴と使い捨てカイロを持って家を出たら、
なんとハンカチ(ハンドタオル)を忘れてしまい、出先で100円ショップを探す羽目に・・・

お客様は、素人さんばかりですが、相当に芸術に親しまれていらっしゃる方々ばかりで、
とっても感受性豊かで、お耳も肥えていらっしゃいます。
心のこもらない箇所には反応が薄く、
気持ちが入った個所や、自分のイマジネーションと音色がピタッとハマった時には、
大きな反応があります。
コンサートホールで高い舞台から、
離れた客席にいらっしゃるお客さんの前で演奏するのとは違い、
皆様の反応が事細かに伝わってきます。
音響や楽器の状態は、コンサートホールに比べて条件は悪いのですが、
物凄~~~~~く勉強になります。

作品の事、作曲家の事、練習時の事、演奏上のテクニックの事、ピアノという楽器の事・・・
等をお話しました。
シューマンの謝肉祭は、組曲1~3曲ずつまとめて演奏し、
その間にそれぞれの曲の説明をしていきました。
やはり全部通して弾くより、しっかり曲を理解しながら味わって頂けた様子で、良かったです。
ですが、大きな一曲の中で何度もお辞儀をし、何度も立ったり座ったり・・・(笑)

皆様の反応がとっても嬉しかったです。
対話をする場ではないので、反応して頂けると
「皆さんとコミュニケーションが取れたな~」と思います。

本番後は、ヴィオラ奏者との伴奏合わせに出かけました。
フランクのソナタ、J.S.バッハのビオラ・ダ・ガンバ・ソナタです。
次の予定があったお蔭で、逆に疲れ知らず。
最初は、このスケジュールはちょっとキツイかな、と思いましたが、
なかなか良かったです。
予定がなければ、きっとダラダラしたに違いありません。